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医師と専門医制度について

医師と専門医制度

日本在宅医学会専門医制度の意義

医師と一概に述べても外科医・循環器内科医・精神科医などと様々な科を専門としています。中でも、日本在宅医学会による専門医制度による認定医というものが近年制定されました。病院へ長期入院を余儀なくされている患者さんや、脳こうそくやALSなどのように身体的な理由で病院の外来通院ができなくなってしまった患者さんの中には、長く生活してきた自分の家でできる限りの時間を過ごし、自由でいたいと希望する患者さんも少なくありません。その際にケアマネージャー、訪問看護師や在宅を専門とする医師が携わることでその人の希望をかなえてあげることができるようになるかもしれません。常に人は希望を持つもので、その時の希望がかなった時にはすべからく満足感を得ることができるのです。その気持ちを満たすために在宅医師が存在しており、そのレベルを一定以上に保つことは患者さんにとって非常に大切でしょう。それを担保するために日本在宅医学会の制定した専門医制度というものが存在するのでないでしょうか。

医師,チーム

専門医制度を取得するためには

日本在宅医学会は、1994年に設立された研究会を母体として、1999年に在宅医学会として発足しました。学会の目的は在宅医療に関わる医師の知識や経験を蓄積および体系化することにより医学一領域として明確に位置付けを行うこと、客観的事実に基づく医療(EBM)を行うことにより、在宅医療を受ける患者様およびご家族などの支援者の生活の質を向上させることです。2002年には日本在宅医学会として専門医制度を発足し、3年間の経過措置を経て、2005年より専門医試験制度が発足しています。受験資格としては5年間の医師としての経験の後、在宅研修施設で1年間以上所定のプログラムを修了する、または、自ら経営者として在宅医療を5年以上実践するのどちらかに該当する必要があります。平成16年度以降の医学部卒業生は卒後臨床研修の証明書、それ以前の場合は、内科研修の証明書が必要です。2020年度以降は基礎学会(家庭医療学会、プライマリケア学会、内科学会など)の専門医等が要件として加わる予定です。似た名称の「在宅医療学会」は、癌の在宅医療に関する研究会を母体として発足した在宅医学会の関連学会ですが、専門医制度はありません。

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